内容紹介
現代アメリカ版易経=サビアンの原典が
本邦初の完全翻訳なる!!
ゾディアックに刻まれたアカシック・レコードを解読!!
「ルディヤーのこの本あたりが、まずはサビアン・シンボル探索の出発点と考えるといいと思います。」(松村潔)
「本書はディーン・ルディヤーの『アストロロジカル・マンダラ』("AN ASTROLOGICAL MANDALA": VINTAGE BOOKS EDITION, May 1974 by Dane Rudhyar)の全訳です。<変容のサイクルとその360の象徴的な段階/サビアン・シンボルを再解釈し、現代版アメリカン易経として提示する>と副題が添えられています。」
「1925年、マーク・エドモンド・ジョーンズが、女性霊媒師エルシー・フィラーと共同で特殊な実験を行い、その結果、360度1度1度のサビアン・シンボルの啓示がなされました。その詳細は、本書第1部や付録の<手紙>に紹介されています。当初、一部の西洋占星術師や研究者に謄写版テキストが配布され、占術の現場で検証されました。その有効性は、即座に熱狂的な反応と共に帰ってきました。」
「1936年、ルディヤーの『パーソナリティの占星術』でシンボルの凝縮版が掲載され公開されました。同書はルディヤーの研究者としての地位を確立しましたが、サビアンについては大きな反響はなかったようです。その後の経緯について、ルディヤーの序にある部分は省略します。」
「1969年ごろ、米国西海岸を中心に東洋思想や瞑想、世界の神秘思想や古代文明への関心が高まる中で占星術への関心も高まりました。そうしたブームの中でルディヤーの著書『パーソナリティの占星術』も1970年に数十年ぶりに新しい版が出版されました。」
「こうした流れを受けて1974年に本書の初版が出版されました。1925年のサビアン誕生からは、およそ半世紀が経っていました。本書の<序>でルディヤー自身が解説している雑誌掲載の『意味の輪』という論文集のエッセンスが、本書の解説部分に含まれています。」
「シンボル解題に当たり、180度対向度数、90度アングル構造、72度ペンタトミック構造、5度組といった構造論的アプローチの解説。西洋占星術、易やタロットなど既存の占術体系との比較。ユング心理学、トランスパーソナル心理学、インド哲学、神智学などに元ずく考察。さらに<実存的><元型的><構造的><記号と象徴><パワーとフォース>といった概念を駆使して、こういった問題を扱うための哲学的基盤をあきらかにしていきます。難解な面もありますが、類書にはない魅力になっています。」
「2025年、本書の全訳を出版できることになりました。折しも、サビアン誕生、100年目という節目の年になります。ディーン・ルディヤーの真摯な取り組みを味読していただけたら幸いです。」
(「訳者まえがき」より)
「サビアン・シンボルについては、もう40年近く、ああでもないこうでもないといじくりまわしています。たぶん、わたしは今後もやめません。ということからすると、ルディヤーのこの本あたりが、まずはサビアン・シンボル探索の出発点と考えるといいと思います。ジョーンズから始めるのでなく、ルディヤーから始めるのが好ましい。くそまじめに取り組んでいるから、というのもあります。」
(「解説・松村潔」より)
【目次】
第1部 ひとまとまりの元型的フェーズとしてライフサイクルを解釈する
-1:人の経験におけるシンボルと周期の特徴
-2:サビアン・シンボルの起源と内部構造
-3:個人的経験への肯定的アプローチと否定的アプローチ
第2部 サビアン・シンボルの解釈と再定義
-第1の半円期:個性化のプロセス
--第1幕:差異化(牡羊座~双子座)
--第2幕:安定化(蟹座~乙女座)
-第2の半円期:集合化のプロセス
--第3幕:集合化(天秤座~射手座)
--第4幕:統合化(山羊座~魚座)
第3部 黄道帯における星座度数の数値構造
-1:黄道帯星座の二項関係
-2:クロス・アンド・スター
-3:黄道帯のシンボルにおける4元素
第4部 オラクルと占星術におけるシンボルの使用
-1:現代人がオラクルに答えを求める理由
-2:サビアン・シンボルをオラクルとして使う方法
-3:出生図の解釈における度数シンボルの使用
-4:シンボリック・ライフ
付録 マーク・エドモンド・ジョーンズの手紙
解説 サビアン・シンボル探索の出発点/松村潔