内容紹介
恒星に関する古代の教義
大元の出典は紀元前830年にバビロンで活躍した第3のヘルメス
ヘルメス的精神性と実践を両立した画期的なラテン写本の邦訳が登場!
「あなたは莫大な利益と幸福を得るだろう」(ヘルメス)
事例チャート付
ラテン語版を古代占星術史研究者・占星術家のルーメン・コレブが英訳し、占星術家・皆川剛志先生が邦訳しました。
本書は「ベイベニー」と呼ばれる恒星と、出生図におけるそれらの意味についてのヘルメスの書である。
本書は、あらゆる賢者の師ヘルメスにより、他のヘルメス文書から抜粋されたものであり、ヘルメス以外には誰も知り得なかった星々の真実と、星々の科学の奥義を開花させたものである。
写本の原本は、13世紀初頭スペインのトレドにて、パドヴァのサリオがアラビア語からラテン語に翻訳した書
ヘルメスによれば、星の本質はその色によって理解される。
星の力はその明るさに比例するとヘルメスは言う。
「ヘルメスは、チャートにおいて恒星が大きな影響を及ぼすポイントを明示する。多くの場合、最も重要な箇所として、アセンダントとMCの二つのみを挙げている。しかしヘルメスは、この論考の冒頭で、さらに三つ、すなわちディセンダント、太陽、月を加えている。」
(本文より)
【ヘルメス文書】とは?
ヘルメス文書(Hermetica)は、古代エジプトとギリシャの文化が融合したヘレニズム文化の影響下にあった時代に書かれた一連の神秘哲学的著作群です。伝説的な賢者ヘルメス・トリスメギストゥス(「三重に偉大なヘルメス」)の名義で書かれたこれらの文書は、人間と神、宇宙の真理、魂の救済をテーマにしています。現代においても哲学、神秘主義、宗教史の重要文献として研究されており、学術的関心だけでなく、オカルティズムや精神世界、占星術において重要な位置を占めています。
(本文より)
「翻訳者である私ルーメン・コレブは、本書のヘブライ語版『ヘルメス文書』の最後の言葉もここに記す価値があると考える。
『本書の所有者は、これを他人に見せるべきではないだろう。本書は星の科学から導き出され、神がよくご存じのとおり、あらゆる書物の中で最も優れた書物だからである』」
(「ヘルメス文書写本翻訳」より)
「星々の背後から聞こえる音無き轟音、そのインスピレーションはいちどとして同じことはなく、夜空を見る者を圧倒します。しかし、そうした感覚と現代の占星術の間には私の中で隔たりがありました。
『実際の星々を観測しない占星術にはまるで意味がない』
この言葉を耳にしたとき、私は稲妻に撃たれたような衝撃を受けました。ずっと待っていた答えだったからです。
(中略)
何千年もの時をかけ、人類は夜空を見上げ、星々の声を聴こうとしてきました。それは過去と未来を結ぶ物語です。
わたしたちは再び占星術の基本概念が変わる時期にあるのでしょう。潮流の境に生きる今を楽しみましょう。」
(以上、「訳者あとがき」より)
【目次】
序文――日本語版に寄せて
翻訳に際しての留意点
ヘルメス文書について
本書の解説
古代占星術における恒星
ヘルメス文書写本翻訳
事例チャート